赤石山脈 wikipedia|無料辞書
{{redirect|南アルプス}}
{{山系|
|名称=赤石山脈(南アルプス)
|画像=
赤石山脈・白峰三山 (2006年11月撮影)
|標高=3,193
|延長=120
|幅=40
}}
◆ 「赤石山脈」の範囲
赤石山脈とは、最も広義には、
諏訪湖を頂点とし、東では
釜無川と
富士川、西では
天竜川に挟まれた山地をさす。この意味での赤石山脈は、いくつかの山脈の集合体という意味で、
赤石山系とも呼ばれる。
[白籏史朗、『アルパインガイド 30 南アルプス』昭和51年版。]赤石山系は、南西方向では静岡県と
愛知県の県境の
弓張山地(
天竜川の対岸)へと地形的には続いている。広義での赤石山脈には、これも含まれることがある。
しかし、赤石山系の西端に南北に走る
伊那山地(標高1600-1800m)や、東端にやはり南北に延びる
巨摩山地(標高1600-2000m)と
身延山地(標高1000-2000m)は、山系の中心をなす山々に比べてかなり低いこともあり、赤石山脈からは除かれることもある。
[身延山地には、巨摩山地(櫛形山地)を含めることもある。]弓張山地についても同様である。これらの山々を除いた赤石山系の主要部を赤石山脈と呼ぶことも多い。一般に
南アルプスと呼ばれるのは、この意味での赤石山脈のうち標高の高い部分である。
この南アルプスも、細かく見れば三つの山脈の集合体であり、そのうち仙丈ヶ岳から三峰岳、塩見岳、荒川岳、赤石岳、聖岳へとつながっていく山脈を赤石山脈と呼ぶ場合もある。その場合、狭義の赤石山脈と、白峰山脈、そして甲斐駒山脈(下記参照)が南アルプスを構成することになる。[白籏史朗 前掲書]
◆地形
北アルプスが、急峻な山容の山が多いのに対して、南アルプスは北部の甲斐駒ヶ岳〜鋸岳一帯を除き、比較的なだらかな山容の山が多い。これは、南アルプスが北アルプスより新しく隆起した山であるため、比較的浸食が進んでいないためだと考えられている。大部分の山々は
中生代白亜紀の
砂岩・
頁岩・
粘板岩などの
地層からできていて、山肌は黒っぽい。ただし北端の甲斐駒ヶ岳〜鳳凰三山の連峰だけは
花崗岩よりなり、山肌が真っ白で南アルプスの中では異彩を放っている。
最終氷期の氷河の痕跡である
圏谷が、仙丈ヶ岳・間ノ岳・荒川岳などに見られる。
狭義の赤石山脈の西側には、伊那山地が平行して南北に延びており、その間の谷(
国道152号線が通っている)は、
中央構造線によって作られたものである。
◆ 植生
前述のとおり北アルプスと比べて浸食が進んでいないため、
土壌がよく発達しており、森林や
高山植物も全般的には北アルプスより豊富である。また北アルプスより南側・太平洋側に位置しているため、冬季の降雪量は北アルプスより少ない。そのため、植生は全般に北アルプスより2〜300m上方にずれており、
森林限界もその分だけ高めである。特に、大量の積雪に弱い
亜高山帯針葉樹林の発達がよい。ただし、残雪に依存する湿性の高山植物はそれほど多くない。一般的には海抜1,700-1,800mあたりまでが
落葉広葉樹林、海抜2,600-2,700mあたりまでが亜高山帯針葉樹林、それ以上が高山帯となっている。
北岳(草すべりと山頂南側の稜線)・仙丈ヶ岳・北荒川岳・三伏峠・中岳(荒川中岳)などに、非常に大規模な高山植物のお花畑があることが知られている。
◆ 赤石山脈に連なる主な山
{| class="wikitable" width="380px" align="right" cellpadding="0" cellspacing="0"
|-