日本国憲法の三大原理としてしばしば挙げられる
国民主権、
基本的人権の尊重、
平和主義も、その根底に「個人の尊厳」原理を置く。すなわち、すべての個人が尊重されるための政治体制は、すべての個人が
参政権を有する
民主主義を中心とした国民主権が適するとされ、すべての個人が人として有する基本的人権は尊重され、すべての個人が尊重されるためには平和な国家の建設が必要とされる。
憲法学の通説においては、特に
自由の保障(基本的人権の尊重)と
国民の制憲権(憲法を制定する権利。国民主権。)が個人の尊厳によって根拠付けられると説く
[芦部信喜・著、高橋和之・補訂『憲法 第4版』、岩波書店、2007年(平成19年)。野中俊彦ほか著『憲法 I 第4版』、有斐閣、2006年(平成18年)。]。